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生みの苦しみを味わった4年間を振り返って

  3月に入り、啓蟄を過ぎました。春の気配が濃厚になり、大学周辺の梅の木も誇ったように美しく優しい花を咲かせています。先日は、暖かな日差しの中で、成虫で越冬したキタテハやキチョウ、テングチョウ、ムラサキシジミなどのチョウが姿を見せてくれました。こうした生きものの息吹を感じると、心が弾むものです。

還暦を迎え心新たに

  2月7日は私の誕生日でした。早いもので、私も人生の大きな節目になる還暦を迎えました。長寿の心得に、「60歳でお迎えに来たら、只今、留守と言え」とありますので、まだまだこれから生きていくぞ、と決意したところです。幼い頃、60歳というと、腰は曲がり白髪になり、ずいぶんと老人に見えたものですが、今日ではまだまだ現役であり、仕事に打ち込んでいる人が多いので、長寿という実感がなかなかわいてこないのも事実です。人間の寿命は毎年長くなりましたが、これも栄養状態や住環境がよくなったことが原因にあるように思います。これまで元気で生きてこれたことに対して感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの私の人生を支えてくれた両親や家族、同僚、友人、親戚、恩師など、本当に多くの方々に心から有り難うと伝えたいと思います。

「ロハスコンサート」を開催して良かったを思う

  平成22年もスタートして20日近くが過ぎました。実は先日、日本ではじめて、「ロハスセラピーコンサート」と題しての演奏会を岐阜市民会館で開催してきました。このコンサートは、人々のために未病の改善に役立つ音楽を提供して、健康の維持と未病の改善を図ってほしいという願いの中で行われたものです。有り難いことに、私が理事長を務める内閣府認証NPO法人ロハス未病医学会に対して、日頃からご理解をいただき、強いご支援を賜っている岐阜市の企業の方々のお力によってロハスコンサートは実現されました。改めて応援して下さった方々に深く感謝しています。

元旦の日に祈ること

  新しい年を迎えました。皆さん、明けましておめでとうございます。今年は寅年で、僕の干支でもあります。虎は、動物学的には、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類されています。動物占いで寅年をみると、まず、まとめるのがうまいとあります。次に、後輩や部下、兄弟だけでなく、友達や会社の同僚などの面倒をしっかりみるとありました。みんなから頼りにされてしまうタイプのようです。さらに、「絶対ムリ!」と誰もが思うような難しいことも「なせば成る」と考えて、やりとげてしまい、尊敬されるともありました。また、自分だけでしゃばったりしないなど、周りを見渡すバランス感覚がバツグンとあり、わきまえられる人でもあるとのことです。僕は元日に当たり、こんなに素晴らしい動物占いの内容に一歩でも近づけられるように謙虚に誠実に生きていこうと決意しました。

今年最後の講演会に感謝

  早いもので、2009年もまもなく終わろうとしています。静かに目を閉じると、今年開催されたさまざまな講演が思い出されます。先日も、新潟県上越市で開催された「みんなで考える音楽療法のあり方」と題したシンポジウムに招待され、講演をしてきました。私のタイトルは、「健康維持と音楽療法」で、これまで研究してきたモーツアルトの音楽を用いた受動的音楽療法が、今日の交感神経優位で引き起こされる多くの生活習慣病の予防あるいは未病改善にいかに役立つかについてお話することができ、たいへん有意義なものでした。私のほかには、金沢医科大学の北本福美先生と神奈川リハビリテーション病院の甲谷至先生の素晴らしい講演がありました。

「唾液の大切さ」を考えた1日

  新型インフルエンザが流行はじめて数ヶ月が経ちました。この間、世界中で多くの感染者が発生し、悲しいことに死者の数も増加の一途をたどっています。私の大学でも学生の新型インフルエンザ対策に追われました。この時期、入学試験が実施されるため、あるいは病院実習に出かけるため、人が集まる場所で感染者が出た場合、その感染拡大をいかに防ぐかの対策がきわめて重要になるからです。

収穫の秋を思う存分堪能した1日

  僕の住む狭山市には、まだたくさんの田畑が周辺に広がり、種まきから収穫までのプロセスを間近に見ることができます。農家の方にとって、今の時期はもっとも喜びに満ちた季節であり、あちこちの畑では、根野菜や葉野菜が収穫されています。種子が立派に成長して新しい実をつけることは、野菜や果物を栽培した人にとっては、本当に嬉しいことです。私も今年、実家で開園した健康ロハス農園で、ナスやトマト、ピーマン、キュウリ、あるいは里芋などを栽培して収穫することができました。新鮮で安全な野菜を食することができ、自身の健康増進にも役立てることができました。

ヘルマンハープの素晴らしさに感動

  去る10月13日、慶應義塾大学日吉キャンパスにある藤原洋記念ホールで、ヘルマンハープ演奏会が開催されました。私はこの楽器の普及に努めておられる日本ヘルマンハープ協会の梶原千里理事長から光栄にも依頼を受け、祝辞を述べる機会がありました。日本では、ヘルマンハープという楽器を知る人はまだ少ないと思いますが、それは普通のハープの半分以下の大きさであり、とても運びやすい形をした小型の弦楽器なのです。この楽器を演奏するには、弦の下に特製の楽譜を差し込み、音符代わりの印に合わせて順々に弦をはじいていくことが必要であり、弦をはじくと、優しく純粋な音が生まれてきます。この方法であれば、たとえ五線譜が読めなくても、またたとえ身体に障害があっても、自由に弾きこなすことができるのです。

「新型インフルエンザ感染症に備えて」を考える

  今年は新型インフルエンザが世界的に猛威を振るい、日本でも夏場から流行期に入ったようです。人類の歴史は、病原体による感染症との戦いであったと言っても過言ではありません。しかし、人間は抗生物質を発見し、細菌やカビなどの感染で死ぬ人は激減し、多くの感染症は克服することができました。特に、1980年に「死の病」と恐れられていた天然痘を撲滅することができたのは、有名でしょう。一方で、その後もエボラウイルスやエイズウイルスなど、種々のウイルスを中心に、恐ろしい病原体が現れ、人類に脅威を与えています。

21世紀の人類と健康フォーラムに参加して

  9月に入り、あちこちでアオマツムシやエンマコオロギが鳴き始めました。本格的な秋の到来で、朝晩はめっきり涼しくなり、ついこの間まで騒々しいほどに競って鳴いていたセミも少なくなり、どこかしらさびしく感じられます。そんな季節の中、長野市にある信州大学工学部校舎で、「21世紀の人類と健康フォーラム」が開催され、僕も講演のために参加してきました。アルプスに囲まれ、緑豊かな自然環境に恵まれている長野県は、全国有数の長寿県であり、この原因は昔ながらの食習慣や美味しい水などにあると言われています。

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