ブログ
新しい年度が始まりました
  ついこの前、卒業シーズンで学生が社会に巣立って行ったばかりですが、今度は新たに新入生を迎えるシーズンがやってきました。3月、4月は教員にとって、とても慌ただしい季節です。私の大学でも、今週は入学式を皮切りに新入生オリエンテーションや在校生のオリエンテーションが開催され奔走しました。昨年から、大学の入学時期を春から秋にシフトさせ、国際化に対応したらどうか、という問題が国立大学法人で議論されていました。しかし、私は入学式というものは日本の大切な伝統的文化の中で育まれてきたことを熟慮し、桜の開花期に行うのが日本人にとって意味のあることではないかと思います。梅の花と卒業式、桜の花と入学式の組み合わせが、日本人の心を温かく豊かに導き、そして一生涯心に刻まれる思い出を作る精神的な要因になるのではないかと考えています。その国に適した歴史的な伝統を守っていくことこそ、つまり相互に各国の文化の美しさを理解し合うことこそが真の国際化であり、国のすばらしさではないでしょうか。
大震災から1年、今年の3月は複雑な思いが続く
  平成24年3月11日が過ぎました。あの恐ろしい東日本大震災から1年、鎮魂の日を迎えました。この大震災で犠牲になられた方は1万5800人以上にのぼり、未だに不明の方は3100人を超しています。尊い命を落とされた方々のご冥福を心から祈り黙祷を捧げたいと思います。加えて、いまだに肉親を捜し求めておられる人々の悲しみはいかばかりかと、胸が痛む毎日でもあります。
「真冬のアルプスは心を洗ってくれる」を思う
  母が塩尻市にある「せせらぎ」という老人施設にお世話になってから、早3年間が終わろうとしています。この間、時間と仕事が許す限り、母の施設を訪問し、励ましてきました。また松本にある実家を守ってきました。さて、今月も中央自動車道を使って帰省する機会がありました。
元旦に祈ること
  千年に一度の巨大地震と巨大津波に見舞われた災厄の年が明けました。未だに3400人以上の尊い命が不明のままであり、決して「明けましておめでとう」とは心から言えない心境の元旦の朝です。今朝の松本は、曇り空の天候であるため、残念なことに、白銀に輝く北アルプスを臨むことはできませんでした。
信州の昆虫食を考えた1日
久しぶりに心が明るくなった1日
  10月に入り、気温がめっきり下がってきました。あの真夏の猛暑は一体どこへ行ったのでしょうか。野原では、コスモスの可憐な美しい花が咲き誇り、ススキの穂が秋の気配をいっそう濃くしています。黄金色に輝いていた郊外の田んぼでは、稲刈りも無事に終わりました。今年は、3月の福島第1原発の事故による放射性物質の放出で、農作物にも多大な悪影響があり、風評被害も加わって、農家の方々はたいへんな苦境に追いやられています。1日も早く、こうした不幸な事態が解消され、以前のように安心して農業に従事できる状況を政治の力で是非とも取り戻してほしいものです。
台風の恐ろしさを考えた1日
  猛暑だった8月も終わり、アオマツムシやエンマコウロギが騒々しく鳴く季節の到来です。ようやく夜はぐっすり寝られる温度になったようです。8月4日に狭山市内で偶然にも採集したアカホシゴマダラチョウの子供が成虫にまで育ちました。実は、採集後、リシャール式採卵法でそのチョウから13個の卵を得ました。エサとなるエノキの葉を毎日与え、成虫まで育てることができたのです。しかし、このチョウは、昔、奄美大島にしか分布していなかった種類です。そのチョウを狭山市内で採集し、それから得た子供を狭山市で飼育できるなんて通常は考えられないことでした。地球の温暖化は急速に襲ってきています。これを裏付ける自然災害が多く発生していることは本当に恐ろしいことです。
狭山市で地球温暖化の影響をみた日
  子供たちも夏休みになり、海や山は家族連れで賑わってきました。しかし、今年は福島第1原発の事故による放射能漏れで、海を敬遠して野山に出かける家族が多いと、先日、報道されていました。さて、僕たちが子供の頃は、夏休みになると、昆虫採集のネットをかついで、近くの山によく出かけたものでした。当時の宿題に身近な昆虫の標本をつくってくることがあったからです。7月下旬から8月上旬のクヌギ林にいくと、カブトムシやコクワガタ、運が良ければ、オオクワガタやミヤマクワガタ、ノコギリクワガタなどが採集できたものでした。実は、僕はこうした甲虫類よりも、チョウ類に関心が強く、オオムラサキやスミナガシ、コムラサキ、クジャクチョウ、種々のゼフィルスなどを夢中になって追いかけていました。僕が育った信州の松本市は、日本でチョウの種類が一番棲息し、家から自転車で15分のところにある藤井谷では、僕の採集記録によると、126種類も観察できました。僕は本当にラッキーな場所に住んでいたと思います。
嬉しいこと悲しいことが交錯した日
  7月も早下旬に入りました。先日は、台風6号が西日本に大きな被害を残して太平洋に去っていきました。この時期の大型台風の発生と本土への接近は本当に珍しいことであり、昔ではとても考えられないことです。地球規模で大気の状態が不安定になり、気圧配置も大きく変わってきているようです。心配はつのるばかりです。
心配だったヒナツバメが巣立ちました
  3月の大震災から約100日が過ぎようとしています。あの巨大地震と巨大津波で、瞬く間に多くの尊い人命と貴重な家屋や財産が失われました。ぼくの心は、まだ悲しみから抜け出せない状況にあります。こうした環境に陥った中で、フィリッピンなど南国から被災地の東北地方にはるばる渡ってきたツバメ達は、いったいどこで結婚し、子育てをしたのでしょうか。ツバメは前年度に巣作りしたと同じ場所に戻ってくるので、ツバメが巣作りする家や生活環境がすべて失われたことは、ツバメにとって想像を絶するほどの悲しみであったと思います。このことも、ぼくにとって心を痛めることなのです。



