10月も半ばを過ぎました。あの猛烈な暑さはいったい何だったのだろうかと思うこらい、この1週間は肌寒くなりました。今年は、猛暑だったせいで、いつも見られる昆虫がたいへん少なく感じます。特に、トンボの数は顕著に少なく、例年なら電線にいっせいに止まっているアキアカネがとても少なく、たいへん心配になりました。その一方で、花粉症の原因になるスギの花粉の成長が早く、10月に入ると、花粉がいっぱいつまった花穂の発達と成熟が見られました。
  先日の報道によれば、今夏の猛暑で花粉の発達が著しく、昨年よりも10倍以上の花粉の飛散が予想されています。花粉症の方々にとっては、たいへん憂鬱になるニュースでした。加えて、もし暖冬となれば、年内にスギ花粉が飛びかう可能性があります。
   この意味で、花粉症対策として、特にアレルギー体質の方は、レンコンやニラ、あるいはネギやニンニクなど、身近な抗アレルギー性素材で体質の改善を図ってほしいものです。これまでもブログで記述してきましたが、ぼくが見つけた抗アレルギー性のファクターをもつレンコンは特に意味があり、アレルギーを引き起こすIgEという抗体を低下させるので、意識して摂取してほしいと願っています。
   さて、現在、名古屋で第10回の「国連地球生きもの会議」が開催されています。この会議では、地球に棲む生きものの生態系をいかに守っていくかが議論されています。特に、20世紀型の経済中心主義による乱開発がこのまま進めば、多くの生きものの生息地が奪われて、生物は滅亡に向かうのではないかと危惧されているのです。
   人間が農耕や牧畜をはじめたのは、今から約1万年も前といわれています。このときから、自然を改変しながら、生活を開始してきました。そして、18世紀の産業革命により、石炭をはじめとする化石燃料を使いながら、人間活動を加速させてきました。この結果、大気中の二酸化炭素が急激に増加して地球の温暖化をもたらしたのです。ところで、自然界は、二酸化炭素と水から酸素と炭水化物をつくる緑色植物が生産者として重要な地位を占めています。そして、それを食する昆虫などの第1次消費者、またその昆虫を食べる小鳥やハ虫類などの第2次消費者、それを餌にする第3次消費者などから構成されています。最後に、寿命を終えた消費者を分解して、無機物質にまで分解してくれる細菌やカビなどが分解者として存在しています。こうした規律性のあるサイクルが機能していれば、自然界は調和がとれています。こうした生きものの多様性が維持されている限りにおいては、自然は強く生き続けていけるのです。
   ぼくは、自然保護あるいは生態系の保全ということを実行するには、そうしたエネルギーが円滑に流れるシステム全体を守るしくみをつくることが肝要と考えています。生物は多様であれば、自然の変化にも耐える種族は残るものです。しかし、もし多様性が失われ、単純な生態系になると、一気に種族が滅亡するかもしれないのです。
   日本は、国土の約75%が森林などの緑の土地です。この貴重な多様性に富む生態系を人々の力で守り、結果的に地球環境の保全を維持していくことに貢献していくことが、今日、ものすごく価値がある行動と考えています。今秋のアキアカネの減少が、生物の多様性の低下によってもたらされたものでないことを祈りつつ、今日は多様性の意味を考える1日でした。




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